課題
クライアント
ローソン銀行
コンビニエンスストア事業を展開するローソンの子会社として、コンビニという身近な場所を拠点とする銀行として誕生した「ローソン銀行」。全国のローソン店内にATMを設置し、スマホアプリでも銀行サービスを展開する同社ですが、開業のタイミングでブランディングデザインのご相談をいただきました。
銀行業に新たに参入し、消費者向けのサービスを開始する上でどのようなブランドとして世界観を構築していくのか。社長様を含めてヒアリングも実施し、開業時に大切にしたいことや新ブランドにかける想いなどを洗い出していきました。
私たちが採用した共感づくりのコンセプトは、

ローソングループが理念としても掲げるこの言葉を軸に、デザインの発想をスタートさせていきました。
今までの銀行にはない「フレンドリーさ」を持って、マチに暮らすみんなをつなげていくローソン銀行。そんな様子を、マチをモチーフにしたアイコンを用いた世界観で表現。コーポレートカラーのローソンブルーで信頼感を感じてもらいつつ、アイコンは丸みを帯びることで、少し柔らかで親しみやすい印象になるように。
そして、アイコンを自由に組み合わせて並べていけばどこまでも続くマチが現れるよう、デザインしました。

また、今回は社内にプロジェクトチームを発足し、10名ほどの社員さんと定例でのミーティングを重ねながらプロジェクトを進行。
制作物に関わるミーティングに毎回に参加いただきながら、名刺、ブランドブック、カレンダー、コンセプトムービーを始めとした様々なツールに展開していきました。









銀行のATMには簡素な現金封筒が多い中で、「あなたにいちばん近い銀行」というローソン銀行の想いを体現したデザインは、「銀行=普段はちょっと近寄りがたい」という存在を身近で親しげなものに変えており、利用者の皆さまからも他にはない、可愛らしい、と沢山のお褒めの言葉をいただいています。

新たな銀行として誕生し、みんなと暮らすマチを幸せにする存在として様々な挑戦を続けるローソン銀行さんを、私たちは今後も応援していきたいと思います。