課題
クライアント
株式会社ツバキスタイル
化粧品ブランドの裏方として、長年、お客様の「想い」を化粧品容器というカタチへ変えてきたツバキスタイル。 ここ数年チカラを入れてきた環境にやさしい樹脂素材を使った容器づくりなど、環境に対する取り組みを、もっとお客様に知ってほしいとご相談をいただきました。
社長さまにヒアリングを重ねることで、海洋プラスチックなど、世界中で従来の石油由来の樹脂が問題視されているにも関わらず、業界の環境対応が遅れていること。そして、そんな業界を変えていきたいという一心で、同社が業界初の飲料用ペットボトルを100%リサイクルした樹脂を用いたボトルや、環境対応型の樹脂素材だけを使った容器づくりなど、様々な取組みを進めていることが分かりました。
そんな同社の環境に対する「想い」から、私たちが設定した共感づくりのコンセプトは、
人を美しくするために生まれる化粧品が、決して地球環境を汚すことのないように、このコンセプトを掲げました。
パンフレット・新聞広告・展示会ブース・映像コンテンツ・HPデザイン・海外拠点PRに至るまで、 すべてのタッチポイントにおいてこのコンセプトを軸にブランディングデザインを展開。業界イベントの展示会では、化粧品容器が地球を汚しているという問題提起を掲げそんな問題を解決するための方法として、 新商品のPRを進めていきました。
「人も、地球も、美しく」このブランドコンセプトを伝えていく上で、ツバキスタイルさんが生み出すボトルは、地球を汚すことなく、 自然と共存していく存在である。ということを視覚的に表現したいと考えました。
そのため、美しい海や森といった自然の画像と、ボトルのグラフィックイメージを掛け合わせて、二つの要素が調和するようにデザインしています。
ブレることなく一貫したブランドメッセージを続けることで、業界内での賛同者は増え、ツバキスタイル自身の見え方も少しずつ変わってきています。 従来の化粧品容器メーカーから、環境配慮型のブランドへ。今後も弊社では、ツバキスタイルの挑戦をブランディングデザインで、応援していきたいと考えています。